百折不撓 。木村一基先生。棋風と魅力。棋戦・豆情報。まとめ

木村一基九段は千葉県四街道市のご出身です。

幼稚園の時に近所にお住まいの友人から将棋を教わって覚えられました。ご家族はあまり将棋を指されなかった様ですが、将棋教室に通って力をつけられます。

おっしゃるとおりですね。そして、通われていた将棋教室の席主に佐瀬勇次名誉九段を紹介され、そのまま入門されました。

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小学校6年生のときに小学生将棋名人戦でベスト8に入賞されます。このタイミングで奨励会に入会します。

はい。ただ残念なことに奨励会在籍時に、佐瀬勇次名誉九段が亡くなられました。それ以降は、兄弟子の沼春雄七段が師匠となり奨励会突破を目指されます。

奨励会では三段リーグで特に苦戦されました。在籍6年半。悲願の四段昇段となりました。

本当ですね。
棋士になれるかなれないかの瀬戸際で、プレッシャーもすごいと思いますし、1日2局対戦。持ち時間など。棋士になった後の棋戦と三段リーグは少し特色も異なりますので、向き不向きはあるはずです。・・・もちろんそんなことを言ってはいられないのですけれど。

棋士になられてからは素晴らしい成績をあげられていきますが、タイトル初挑戦は、竜王戦にて32歳のときとなりました。

はい。
タイトル初挑戦を決めた対局後、盤の前でひとり木村一基九段が涙を流されていらっしゃいました。

ですが、初挑戦でのタイトル獲得はなりませんでした。
その後46歳となる2019年までに、6度タイトルに挑戦されますが、あと一歩およばず。

そして、7度目の挑戦。2019年。王位を獲得され初タイトル獲得となりました。46歳3ヶ月での初タイトルは、もちろん史上最年長。それまでの有吉道夫九段の37歳6ヶ月を8歳以上更新されました。