師匠。弟子と歩む道。中田功先生。棋風と魅力。豆情報。まとめ

中田功八段は福岡県福岡市のご出身です。

小学校3年生のときに、いとこに将棋のルールを教えてもらい興味を持ち始められます。中田功八段のお父様もアマ1級の棋力をお持ちで、最初はお父様に教わりながら強くなられていきます。

将棋に熱心に打ち込む中田功八段。それをみていたお父様は、小学校5年生のときに日本将棋連盟福岡中央支部に中田功八段を連れていきます。ここの席主の方との出会いが、のちの佐藤天彦九段との師弟の運命にも関わってきます。

そうかもしれませんね！
この頃福岡では、森下卓九段や林葉直子先生が、プロを目指されていました。中田功八段も、両先生に影響をうけて徐々にプロ入りを意識され始めます。

そして、中田功八段のプロになりたいという想い。情熱がまわりを動かします。宮崎に大山康晴十五世名人がいらっしゃるときに、中田功八段と面会する機会をつくってくださいました。そこで、大山康晴十五世名人に同行されていた関根茂九段と駒落ち対局をし、内容を認められたことで、大山康晴十五世名人への弟子入入りが決まります。

当時大山康晴十五世名人は、50歳を過ぎてなお順位戦はA級所属。しかも現役の王将タイトルホルダー。偉大な師匠を追う道がここから始まります。

中田功八段は大山康晴十五世名人に弟子入り後上京され、13歳で奨励会に入会。大山康晴十五世名人のほか米長邦雄永世棋聖に可愛がられ、どんどん強くなっていきます。そして18歳で四段に昇段されました。
その間、先崎学九段と一緒に米長邦雄永世棋聖の家宝を勝手に引っ張り出すなど、やんちゃをされた武勇伝も多数ありますが、・・・ここでは割愛します。

・・・正直書ききれないくらい面白いお話が多いからです。
今の時代ではなく昭和ならではのお話もありますので・・・。

そして、現在。
中田功八段は、佐藤天彦九段、武富礼衣女流初段、古賀悠聖六段の師匠として、後進の育成をされていらっしゃいます。3先生とも九州出身。地元への想いが感じられますね。

おっしゃるとおりですね。
中田功八段も、地元の方々の後押しもあって棋士になれたという想いをお持ちで、それもひとつの原動力かと思います。