第1回ABEMA師弟トーナメント。
本当に面白かった!棋士のみなさんが、あんなに感情を表に出すのも驚いたし、あんなに将棋をみていて感動したこと無いってくらいだったよ!
私も毎週感動していました!
名場面もたくさんうまれましたよね。感動の記録を残すために、独断で6つの名場面について魂をこめてまとめました。
楽しそう!
私の思っている名場面と同じかな?
一緒にみて、第1回ABEMA師弟トーナメントの感動場面を振り返っていきましょう!!
- 第1回ABEMA師弟トーナメントの感動。名場面がよみがえります!
- 第1回ABEMA師弟トーナメントに出場された棋士たちをもっと好きになります!
- 将棋を観るのがもっと楽しくなります!!
それでは始めていきましょう!
名場面:第6位〜4位
第6位:中田功八段のプロ意識。道。【師匠サミット。他。】
まず、中田功八段。第1回ABEMA師弟トーナメントを語る上で絶対にはずせないのが、師匠サミットでの「道」のお話です。
一番弟子である佐藤九段への思いについて「弟子にした時、対局も勝てなくてすごくつらい時期だった。(師匠の)大山康晴十五世名人が亡くなられて3年ぐらい。自分が歩む道が迷子になっていた時、佐藤天彦・9歳の手を引いて歩いた。自分はどんな師匠になればいいだろうと迷いながら歩いていたら、彼が先に行って道を示してくれた」と語ると、MCやファンの涙を誘うことにもなっていた。
引用元:中田功八段の一門が「大ピンチですよ」弟子たちが他のベテラン棋士の元に流出危機?視聴者「よこせww」「中田先生面白すぎ」
さらに本戦に入っても。対局でも、トークでも。中田功八段は第1回ABEMA師弟トーナメントを盛り上げます。予選Bリーグ。チーム中田vsチーム森下の対戦でも、佐藤天彦九段が2敗したなか、中田功八段が大奮闘。最終局を、「あとを(佐藤)「天」(彦)に任せた。」との名言を残されます。
佐藤天彦九段は、運命の5局目を勝利。対局後、さらに「大山先生に増田(升田幸三実力制第四代名人と同じ音)に負けたとは報告できないので良かった。」など、名言を連発されていらっしゃいました。
参考記事:中田功八段、あちこちで胸中がダダ漏れ「頭ポリポリすんな」「どうなっとんじゃ、おれは」/将棋・ABEMA師弟トーナメント
第5位:名解説。中村修九段。【予選Bリーグ】
第1回ABEMA師弟トーナメントを盛り上げる解説陣。そのなかでも、中村修九段の名解説はネット上でも非常に話題を呼びました。
予選Bリーグの一位決定戦。佐藤天彦九段と梶浦宏孝七段の対局での、梶浦宏孝七段の根性の受けや、各対局の投了図の説明など。非常にわかりやすい解説をされたとともに、「うわっ!そっち!」「竜、竜、りゅりゅりゅりゅー」など若々しい発言。リアクションで、対局をさらに盛り上げてくださいました。
予選Bリーグ。一位決定戦でも解説をされていらっしゃいました。この試合は総合司会が香川愛生女流四段。そして、その師匠が中村修九段。ここも、師弟で第1回ABEMA師弟トーナメントを支える隠れた名シーン・・・でしたね!
参考記事:ベテラン棋士、気づいてしまった痛恨の一手に口元が混乱「竜、竜、りゅりゅりゅりゅー」/将棋・ABEMA師弟トーナメント
第4位:永遠の戦友。ライバル。チーム深浦vsチーム木村。【予選Aリーグ】
深浦康市九段と木村一基九段は、永遠の戦友。ライバルともいえる関係です。そんな関係もあってか、第1回ABEMA師弟トーナメントで、チーム深浦とチーム木村は、唯一2度対戦したチーム同士となりました。
深浦康市九段は、一回戦第二試合二局目。のインタビューで「チーム木村が一番強いと思っていた」と話されたり、木村一基九段も普段の明るいトークとはガラっと変わって超集中モード。そんな師匠同士の熱がつたわったのか、普段淡々としている高野智史六段も、二位決定戦四局目。佐々木大地七段との激闘で声が震えていらっしゃいました。
2回目の対戦。二位決定戦はフルセットの激闘。第1回ABEMA師弟トーナメントは弟子が話題の中心となりがちですが、チーム深浦とチーム木村は師匠同士の関係にも熱がこもったカードといえるのではないでしょうか。
参考記事:チーム深浦、フルセットの激闘制し2位で本戦進出決定/将棋・ABEMA師弟トーナメント
名場面:第3位〜1位
第3位:飛翔。都成竜馬七段。気合の飛車切り。【予選Bリーグ二位決定戦】
予選Bリーグ1局目。都成竜馬七段と増田康宏八段との対局は、双方とも穴熊に囲う膠着した戦局となりました。この局面を打破したのは、中盤での都成竜馬七段の思い切った飛車切り。時間。プレッシャーとの戦いのフィッシャーの対局の中、ズバッとした「7九飛成」。
ABEMAトーナメントで非常によく出てくる穴熊。それを打破したのも、ABEMAトーナメントらしい思い切った飛車切りの決断。「これぞABEMAトーナメント!」といえる一局でした。
参考記事:チーム谷川が“飛翔”今大会初勝利、予選突破にあと1つ/将棋・ABEMA師弟トーナメント
第2位:棋士の矜持。森下卓九段。中田功八段【予選Bリーグ】
ABEMAトーナメントは、フィッシャー。超早指しで指されます。そのため、対局は普段では考えられないほど乱れます。持ち駒を置く駒台が乱れることも少なくなく、特に終盤。持ち時間がないときには仕方がない面もあります。
予選Bリーグでの、森下卓九段と中田功八段との対局。秒読みに追われる中、中田功八段の駒台から駒がこぼれ落ちます。それを一緒に探したのが森下卓九段。そのあと、森下卓九段も駒を落とし、時間内に「指した」ことにするために、地点を指差し「飛車」を宣言。その意思を受け止めて「はい」と中田功八段が確認し対局は無事続行されました。
勝負に全身全霊を傾けつつも、対局相手を思いやる姿勢。棋士としての矜持に、ますますABEMAトーナメントファンが増えた場面だったのではないでしょうか。
棋士の対局相手をリスペクトする姿勢。ファンを魅せる姿勢も大事。との想いがビシビシとつたわってくる感動場面でした。
参考記事:戦いの中にも礼儀あり 切れ負け寸前の事態も対局者同士が気遣い「なんて素晴らしい」「皆良い人すぎて泣くわ」/将棋・ABEMA師弟トーナメント
第1位:畠山鎮八段。魂の大逆転。感動の初優勝。【決勝戦】
大熱戦の続く第1回ABEMA師弟トーナメント。決勝戦も第5局。フルセットにもつれます。最終局の対局者は、梶浦宏孝七段と、畠山鎮八段。最終局に斎藤慎太郎八段ではなく、畠山鎮八段が登場したこと自体に、驚いた方も多い中、対局そのものも大熱戦となりました。
最終盤、梶浦宏孝七段の勝勢のなか、畠山鎮八段が見せた怪しい「5五銀」。一瞬のエアポケットに入ってしまったのか、つい梶浦宏孝七段が「同歩」と応じ、頓死の筋に。大逆転でチーム畠山の勝利となりました。
最終局が終わった後の、畠山鎮八段のインタビュー。「自分の棋士人生で優勝に縁があるとは思っていなかった。斎藤くんのおかげです。」の、男泣きに感動した視聴者の方も多いのではないでしょうか。
ほかにも、鈴木大介九段から梶浦宏孝七段への、「将棋でガッツは1%しか意味はないが最後で勝負を分けるのはその1%」との言葉も本当に心がゆさぶられたよ。本当に第1回ABEMA師弟トーナメント。最高だったよ・・・!
参考記事:鈴木大介九段、逆転負けの弟子に「将棋でガッツは1%しか意味はないが最後で勝負を分けるのはその1%」ファンが“名言認定”/将棋・ABEMA師弟トーナメント
まとめ
第1回ABEMA師弟トーナメント。本当にいろいろ名場面があったよね。
面白かった!ありがとう!
そう言っていただけるとうれしいです。第2回。ABEMA師弟トーナメント2022も楽しみですね!
第1回ABEMA師弟トーナメントで数々あった「名場面」。あなたの思う「名場面」をコメント欄にて、ぜひお知らせください。
最後まで読んでいただき有難うございました!
\ 楽しい記事がいっぱい! /