
棋聖戦って、90期以上開催されているのよね。
・・・もしかして、90年以上前から開催されているの?



いえ。
棋聖戦は1994年までは1年に2期開催されていたため、90期を超えた棋戦となりました。
・・・ということで本記事では、棋聖戦の開催形式、歴史、歴代タイトルホルダー、賞金についてまとめました。



よろしく!更新も期待しているね。



おまかせください!
※ 随時更新いたします。
- 棋聖戦の開催形式がバッチリわかります!
- 棋聖戦の歴史がわかります!
- 棋聖戦の歴代タイトルホルダーもお伝えします
- 将棋を観るのがもっと楽しくなります!!
それでは始めていきましょう!
棋聖戦。タイトル挑戦・獲得までのロードマップ。





棋聖戦に参加できるのは誰?
どうすれば、タイトル戦に挑戦できるの?
持ち時間は?



棋聖戦の開催形式は以下の通りとなっています。
すべてを勝ち抜けばタイトル戦。わかりやすい開催方法です。




一次予選
開催時期:5月〜8月




シード者以外の順位戦C級1組以下の棋士と、女流棋士2人によりトーナメント形式で行われる。8人が二次予選に進む。なお、シード者以外の順位戦C級1組以下の棋士であっても、前期の戦績によっては二次予選からの出場となる場合がある。
引用元:wikipedia



一次予選は女流棋士も参加できるのね。
二次予選
開催時期:9月〜1月




一次予選の勝ち抜き者8人と、本戦シード者以外の棋士によりトーナメント形式で行われる。棋聖戦五番勝負出場経験者、前期決勝トーナメント進出者は、C級1組以下であっても二次予選からの出場となる。81期よりシード人数が変動することになり、勝ち抜け枠は8人以上で毎年変動するようになった。
引用元:wikipedia
持ち時間は各3時間。



つまり・・・。
決勝トーナメントは16人で行われる。決勝トーナメントから出場する先生以外をここで決める、ということだね。



そのとおりです!
決勝トーナメント
開催時期:2月〜4月




シード者4~8名(前期ベスト4以上(4名)+その他シード者(0~4名))、二次予選の勝ち抜き者8~12名、計16名が参加する。持ち時間は各4時間。
引用元:wikipedia



決勝トーナメント参加者は16名。
4回勝てば挑戦者ってことね!



おっしゃるとおりです!
タイトル戦
開催時期:6月〜7月







タイトル戦。いちばん盛り上がるよね!



はい。棋聖戦は五番勝負となっています。
棋聖と挑戦者が五番勝負を戦う。他のタイトル戦と同様、五番勝負は、全国各地の旅館・ホテルや料亭などで実施される。1996年以降、五番勝負のうち1局がホテルニューアワジで開催されることが恒例となっている。持ち時間は各4時間で、1日制である。
引用元:wikipedia
棋聖戦の歴史





棋聖戦っていつから始まっているの?



棋聖戦は、1962年にはじまりました。
歴史のある大会で、1962年から1994年までは年間2期タイトル戦が行われていました。



年間2期ってすごいね!
棋聖戦の歴代タイトルホルダー





うーん・・・。壮観。



連覇の時期と1期でタイトルホルダーが変わる時期。
いろいろな時期がありますね。
期 | 年度 | 優勝者 | 成績 | 相手 |
---|---|---|---|---|
1 | 1962年後 | 大山康晴 | 3−1 | 塚田正夫 |
2 | 1963年前 | 大山康晴 | 3−0 | 二上達也 |
3 | 1963年後 | 大山康晴 | 3−1 | 升田幸三 |
4 | 1964年前 | 大山康晴 | 3−2 | 関根茂 |
5 | 1964年後 | 大山康晴 | 3−0 | 本間爽悦 |
6 | 1965年前 | 大山康晴 | 3−2 | 升田幸三 |
7 | 1965年後 | 大山康晴 | 3−2 | 二上達也 |
8 | 1966年前 | 二上達也 | 3−1 | 大山康晴 |
9 | 1966年後 | 大山康晴 | 3−0 | 二上達也 |
10 | 1967年前 | 山田道美 | 3−1−1千日手 | 大山康晴 |
11 | 1967年後 | 山田道美 | 3−2 | 中原誠 |
12 | 1968年前 | 中原誠 | 3−1 | 山田道美 |
13 | 1968年後 | 中原誠 | 3−1 | 大山康晴 |
14 | 1969年前 | 中原誠 | 3−0 | 山田道美 |
15 | 1969年後 | 内藤國雄 | 3−1 | 中原誠 |
16 | 1970年前 | 大山康晴 | 3−1 | 内藤國雄 |
17 | 1970年後 | 中原誠 | 3−0 | 大山康晴 |
18 | 1971年前 | 中原誠 | 3−1 | 大山康晴 |
19 | 1971年後 | 中原誠 | 3−1 | 二上達也 |
20 | 1972年前 | 中原誠 | 3−2 | 内藤國雄 |
21 | 1972年後 | 有吉道夫 | 3−1 | 中原誠 |
22 | 1973年前 | 米長邦雄 | 3−1 | 有吉道夫 |
23 | 1973年後 | 内藤國雄 | 3−2 | 米長邦雄 |
24 | 1974年前 | 大山康晴 | 3−1 | 内藤國雄 |
25 | 1974年後 | 大山康晴 | 3−0 | 米長邦雄 |
26 | 1975年前 | 大山康晴 | 3−1 | 二上達也 |
27 | 1975年後 | 大山康晴 | 3−0 | 二上達也 |
28 | 1976年前 | 大山康晴 | 3−2 | 桐山清澄 |
29 | 1976年後 | 大山康晴 | 3−1 | 米長邦雄 |
30 | 1977年前 | 大山康晴 | 3−1 | 森雞二 |
31 | 1977年後 | 中原誠 | 3−2 | 大山康晴 |
32 | 1978年前 | 中原誠 | 3−0 | 有吉道夫 |
33 | 1978年後 | 中原誠 | 3−1 | 二上達也 |
34 | 1979年前 | 中原誠 | 3−1 | 加藤一二三 |
35 | 1979年後 | 中原誠 | 3−0 | 淡路仁茂 |
36 | 1980年前 | 米長邦雄 | 3−1 | 中原誠 |
37 | 1980年後 | 二上達也 | 3−1 | 米長邦雄 |
38 | 1981年前 | 二上達也 | 3−0 | 中原誠 |
39 | 1981年後 | 二上達也 | 3−0 | 加藤一二三 |
40 | 1982年前 | 森雞二 | 3−0 | 二上達也 |
41 | 1982年後 | 中原誠 | 3−1 | 森雞二 |
42 | 1983年前 | 森安秀光 | 3−2 | 中原誠 |
43 | 1983年後 | 米長邦雄 | 3−1 | 森安秀光 |
44 | 1984年前 | 米長邦雄 | 3−0 | 谷川浩司 |
45 | 1984年後 | 米長邦雄 | 3−2 | 中村修 |
46 | 1985年前 | 米長邦雄 | 3−1 | 勝浦修 |
47 | 1985年後 | 米長邦雄 | 3−0 | 中村修 |
48 | 1986年前 | 桐山清澄 | 3−1 | 米長邦雄 |
49 | 1986年後 | 桐山清澄 | 3−1 | 南芳一 |
50 | 1987年前 | 桐山清澄 | 3−0 | 西村一義 |
51 | 1987年後 | 南芳一 | 3−0 | 桐山清澄 |
52 | 1988年前 | 田中寅彦 | 3−2 | 南芳一 |
53 | 1988年後 | 中原誠 | 3−2 | 田中寅彦 |
54 | 1989年前 | 中原誠 | 3−1 | 南芳一 |
55 | 1989年後 | 中原誠 | 3−2 | 屋敷伸之 |
56 | 1990年前 | 屋敷伸之 | 3−2 | 中原誠 |
57 | 1990年後 | 屋敷伸之 | 3−1 | 森下卓 |
58 | 1991年前 | 南芳一 | 3−2 | 屋敷伸之 |
59 | 1991年後 | 谷川浩司 | 3−0 | 南芳一 |
60 | 1992年前 | 谷川浩司 | 3−1 | 郷田真隆 |
61 | 1992年後 | 谷川浩司 | 3−0−1持将棋 | 郷田真隆 |
62 | 1993年前 | 羽生善治 | 3−1 | 谷川浩司 |
63 | 1993年後 | 羽生善治 | 3−2−2千日手 | 谷川浩司 |
64 | 1994年前 | 羽生善治 | 3−1 | 谷川浩司 |
65 | 1994年後 | 羽生善治 | 3−0 | 島朗 |
66 | 1995年 | 羽生善治 | 3−0 | 三浦弘行 |
67 | 1996年 | 三浦弘行 | 3−2 | 羽生善治 |
68 | 1997年 | 屋敷伸之 | 3−1 | 三浦弘行 |
69 | 1998年 | 郷田真隆 | 3−0 | 屋敷伸之 |
70 | 1999年 | 谷川浩司 | 3−0 | 郷田真隆 |
71 | 2000年 | 羽生善治 | 3−2 | 谷川浩司 |
72 | 2001年 | 郷田真隆 | 3−2 | 羽生善治 |
73 | 2002年 | 佐藤康光 | 3−2 | 郷田真隆 |
74 | 2003年 | 佐藤康光 | 3−0 | 丸山忠久 |
75 | 2004年 | 佐藤康光 | 3−0ー1千日手 | 森内俊之 |
76 | 2005年 | 佐藤康光 | 3−2 | 羽生善治 |
77 | 2006年 | 佐藤康光 | 3−0 | 鈴木大介 |
78 | 2007年 | 佐藤康光 | 3−1 | 渡辺明 |
79 | 2008年 | 羽生善治 | 3−2 | 佐藤康光 |
80 | 2009年 | 羽生善治 | 3−2 | 木村一基 |
81 | 2010年 | 羽生善治 | 3−0 | 深浦康市 |
82 | 2011年 | 羽生善治 | 3−0ー1千日手 | 深浦康市 |
83 | 2012年 | 羽生善治 | 3−0 | 中村太地 |
84 | 2013年 | 羽生善治 | 3−1 | 渡辺明 |
85 | 2014年 | 羽生善治 | 3−0 | 森内俊之 |
86 | 2015年 | 羽生善治 | 3−1 | 豊島将之 |
87 | 2016年 | 羽生善治 | 3−2−1千日手 | 永瀬拓矢 |
88 | 2017年 | 羽生善治 | 3−1 | 斎藤慎太郎 |
89 | 2018年 | 豊島将之 | 3−2 | 羽生善治 |
90 | 2019年 | 渡辺明 | 3−1 | 豊島将之 |
91 | 2020年 | 藤井聡太 | 3−1 | 渡辺明 |
92 | 2021年 | 藤井聡太 | 3−0 | 渡辺明 |
93 | 2022年 | 藤井聡太 | 3−1−2千日手 | 永瀬拓矢 |
参考:wikipedia
棋聖戦の賞金





棋聖戦の賞金の対局料やタイトル料はどうなっているの?



日本将棋連盟の公式ページではタイトル料含め、賞金の記載がありません。公式からの発表があり次第、ご報告いたします。
まとめ





なるほど。棋聖戦の開催形式がわかったよ!



ありがとうございます。次の棋聖戦にどなたがなられるのか。目が離せませんね。
今後も棋聖戦について、追記していきます。棋聖戦について、あなたの「ココが知りたい。」「こんな話もあるよ!」をコメント欄にて、ぜひお知らせください。
最後まで読んでいただき有難うございました!


\ 楽しい記事がいっぱい! /