サバキってなに?
将棋をみていてよく出てくるけれど、いまひとつよくわからないのよね。
サバキは、働きの悪い駒を
・敵陣に侵攻する
・駒交換をして、駒台に乗せる
といった方法で働く駒にすることです。
ただ、これだけだ説明がたりないですよね・・・。
ということで本記事でサバキについてバッチリまとめました。これで、序盤・中盤を観るのがもっと楽しくなるはずです!
へー。サバキ。面白そう!くわしく教えて!
おまかせください!
- サバキとはなにかがバッチリわかります!
- サバキの具体例もわかります!
- 将棋を観るのがもっと楽しくなります!!
それでは始めていきましょう!
働きの良い駒・悪い駒
サバキは、働きの悪い駒を
・敵陣に侵攻する
・駒交換をして、駒台に乗せる
といった方法で働く駒にすることでした。
ということで。まず最初に「働きの良い駒」「働きの悪い駒」とはなにかをみていきます。
ふむふむ。
働きの良い駒
働きの良い駒は、「攻撃に参加しているか守備に参加している駒」です。
守備に参加している駒っていうのは、王を守っている駒。囲いに参加している駒っていうことよね。
攻撃に参加している駒について、もう少し具体的に知りたいな。
以下3つが攻撃に参加している駒の代表例です!
・お互いの駒がぶつかりあっている地点に効きがある駒
・B面攻撃に参加している駒
・対局相手の王に迫っている駒
なるほど。
序盤中盤で少し考え方が変わってくるのかも知れないね。
働きの悪い駒
ということで、働きの悪い駒は、攻撃にも守備にも参加していない駒です。
そうだよね。
王の囲いに参加していない「桂馬」や「香車」は働きの悪い駒の場合が多いかもしれないね。
するどい!そのとおりです。
サバキの基本例
ではつぎにサバキの基本例として
・敵陣に侵攻する
・駒交換をして、駒台に乗せる
2つのパターンを見ていきましょう。
楽しみだな!
敵陣に侵攻する
敵陣に侵攻すれば、攻撃に参加している駒の場合が多い!だから駒の働きがよくなる!なのでサバキとなっている!ってことよね?
おっしゃるとおりです!
駒交換をして、駒台に乗せる
これがよくわからないのよね。
なんで、駒交換したらサバキになるの?
駒台にある駒は働きがいい駒だからです。
でも働きがいい駒って「攻撃に参加しているか守備に参加している駒」なんでしょ?駒台にある駒はどちらでもないじゃない。
するどい!
ですが、駒台にある駒はつぎの一手で「攻撃に参加しているか守備に参加している駒」になることができます。一方で、働きの悪い駒は一手でそうはなりません。
そうか・・・。
たしかに、働きの悪い駒よりも駒台にある駒のほうが働きのいい駒だね。
サバキと評価値
最後に、サバキで、評価値はどの様にかわるのか。その理由を少しだけ考えていようと思います。
おっ。面白そう!
評価値の出し方には関数化する方法やディープラーニングを用いた方法がありますが、関数化する方法における代表的な要素としては
1.駒得
2.手駒
3.駒の攻めの効き
4.駒の守りの効き
5.王の位置
があります。
あらかじめ、駒得、手駒、駒の攻めの効き、駒の守りの効き、王の位置などの要素をそれぞれ関数化しておきます。現在の盤面を、それぞれの関数に入力すると、数値が出ます。その総合点を評価値とする方法があげられます。
なるほど。
サバキによって、
2.手駒
3.駒の攻めの効き
4.駒の守りの効き
の要素がプラスに働きます。逆に言えば、2.3.4.の要素でプラスとなるのがサバキの条件とも言えます。
つまり評価値はあがるってことかな。
状況によります。たとえば、相手がこちらの王に必至をかけているときにサバキにいっても間に合いません。とはいえ、基本的には評価値があがることが多いです。
まとめ
サバキ。今回の記事でちゃんと理解できたよ!
序盤・中盤の将棋の見かた。たのしみ方がより増えたと思う!
ありがとうございます。サバキを意識されると、盤上のどこにコマがいるのがいいのか。悪いのか。将棋をみるのがいままで以上に楽しくなっていると思います!
今後もサバキについて、追記していきます。サバキについて、あなたの「ココが知りたい。」「こんな話もあるよ!」をコメント欄にて、ぜひお知らせください。
最後まで読んでいただき有難うございました!
\ 楽しい記事がいっぱい! /