盤上の冒険家。稲葉陽先生。棋風と魅力。棋戦・豆情報。まとめ

稲葉陽八段は兵庫県西宮市のご出身です。

将棋を覚えられたのは幼稚園時代。お父様の影響とのことです。ひとつ上のお兄様も、加古川青流戦優勝経験のあるアマチュア強豪。ご家族で将棋を指されていました。

どうなのでしょう？
真相はわかりませんが、「お父様もお兄様も全く勝たせてくれないため、最初は逃げていた」と稲葉陽八段ご自身がインタビューでお話になられていらっしゃいます（笑）。

稲葉陽八段の将棋熱に火がついたのは小学校2年生のとき。
加古川将棋センターに通う様になられてからです。

そうかもしれませんね！
そして、稲葉陽八段ご自身。この頃にはすでに西宮市から加古川市へお引越しをされていらっしゃいます。ですので、加古川市は出身地のひとつといっても過言ではないという側面もあるかと思います。

稲葉陽八段は、小学校6年生のときに奨励会に入会します。奨励会の入会試験では、糸谷哲郎八段と対局。勝利されて合格されています。

井上慶太九段です。
第1回ABEMA師弟トーナメントでも一緒に戦っていらっしゃられました。
同門の先生に菅井竜也八段、船江恒平六段、出口若武六段、横山友紀四段、狩山幹生四段、藤本渚四段がいらっしゃいます。

稲葉陽八段が入会して半年たった頃。
お兄様が、奨励会を退会されます。

おっしゃる通りです。
ですがこれがきっかけとなり、稲葉陽八段の「絶対にプロになる」という思いがさらに強くなり、19歳で四段に昇段されます。

そうだと思います。
さきにお話したとおり、その後。お兄様も一般棋戦である加古川青流戦で優勝（アマチュアとして一般棋戦優勝は史上初）されるなどいまなお強豪です。お兄様も稲葉陽八段の活躍をエネルギーにされていらっしゃるのかも知れませんね。

棋士になられてからは、つねに上位の成績をおさめられていらっしゃいます。

棋士初年度となる2009年に、いきなり棋聖戦の挑戦者決定戦に進出。
2013年には銀河戦で優勝。
2017年名人戦にてタイトル戦。初挑戦。
2020年NHK杯で優勝。
2022年度も順位戦はA級。

文句なしに、トップ棋士のひとりです！

はい！
稲葉陽八段は、第5回ABEMAトーナメントでも優勝し、トップ棋士であることを改めて証明されていらっしゃいます。