指導者として。棋士として。畠山鎮先生。棋風と魅力。まとめ

畠山鎮八段は神奈川県のご出身です。

小1のころ、将棋のルールを覚えます。その後、大阪府に引っ越された小2以降、双子のお兄様畠山成幸八段とともに将棋に夢中になられます。

畠山鎮八段は

・生まれは北海道札幌市
・小2まで神奈川県

その後大阪府に引っ越されました。こういった場合出身地がどこか、というのは畠山鎮八段がおっしゃった地。ということになるのだと思います。もちろん、日本将棋連盟にも「出身地：神奈川県」と記載されています。続きをみていきましょう！

大阪府に引っ越しされてからは、のちに畠山鎮八段の師匠となられる森安正幸七段が運営する森安将棋道場で将棋に熱中されます。

真偽はわかりませんが、畠山鎮八段は「兄(畠山成幸八段)と私がずば抜けて強かった」とおっしゃっています。弟弟子で棋士となった宮本広志五段、折田翔吾五段とは世代がはなれていますので、そういった印象をお持ちな部分もあるのかもしれません。

奨励会には3度目の受験で合格。15歳で入会されます。お兄様の畠山成幸八段は前年に入会されていらっしゃり、「この頃。兄(畠山成幸八段)は常に一歩先をいっていた。私は兄(畠山成幸八段)がいなければ棋士にはなれていなかった。」とおっしゃっています。

いえ。将棋界では「唯一の双子」のご兄弟です。
女流棋士姉妹や、棋士と女流棋士のきょうだいは比較的いらっしゃいますが、「兄弟で棋士」は畠山成幸八段[/sc]、畠山鎮八段の双子兄弟のほか、両先生の師匠である森安正幸七段と森安秀光九段の兄弟しか、いままでいらっしゃいません。

さらにすごい事に、畠山成幸八段[/sc]、畠山鎮八段は同じ期の三段リーグで1位2位となり、結果として同時に四段に昇段されています。

はい。
ただ、畠山鎮八段ご本人としては誰にも負けないくらいの勉強をされた自負があり、「四段に昇段するのは一番勉強した三段と二番目に勉強した三段。奇跡でも運命でもない。」ともおっしゃっています。このお考えがのちの後進育成への想いともつながってきます。

畠山鎮八段は、師匠として斎藤慎太郎八段、黒田尭之五段を棋士として育てられています。しかし、関西の将棋界への貢献はそれだけにとどまりません。畠山鎮八段が関西奨励会の幹事をされていたときの「教え子」がその後、将棋界で大きく羽ばたいていかれます。畠山鎮八段が最初に関西奨励会幹事として挨拶されたときの衝撃は非常に大きなものでした。

はい。
ですが上の記事にもある様に、畠山鎮八段は関西奨励会員たちへ、厳しい言葉だけではなく、自分の対局姿勢でも引っ張っていきます。実際に畠山鎮八段は関西奨励会幹事をされていた時期に順位戦の組をC級1組からB級2組。B級2組からB級1組と。竜王戦は一番上のクラスである1組へあげられています。