同門プロ棋士夫婦。上田初美先生。女流棋戦・対局情報。まとめ

上田初美女流四段は東京都小平市のご出身です。
5歳のときに、お父様、お兄様が将棋を指されていたのを見て将棋を覚えられました。

将棋を覚えた後は、めきめきと頭角をあらわされます。
まず、史上最年少の7歳で女流育成会に入会。そして、12歳のときに女流棋士としてデビューされました。

女流棋士となられてからも順調に勝ち星を重ねられていきますが、女流タイトル獲得をはばむ大きな壁があらわれます。

上田初美女流四段女流タイトルまであと一歩のところで、その道につねに立ちふさがっていたのは、当時「女流最強」の清水市代女流七段でした。

しかし、ついに2011年に初タイトルとなるマイナビ女子オープンを獲得されます。女流棋士デビューから10年。大きな壁を超えられました。

ご夫婦となられるお二人ですが、師匠がともに伊藤果八段と同門です。
その関係で、もともと面識はあったのですが、ちゃんとした会話をされたのが17歳の頃。あるきっかけで再会されてからになります。

はい。
おふたりとも、元奨励会で、アマチュア強豪でいらっしゃる鈴木肇さんがお声がけした研究会の参加メンバーになったこときっかけで、交流を深められます。

さらにその後、米長邦雄永世棋聖が雑誌のインタビューでお二人のことを話されたことをきっかけとして、及川拓馬七段がプロポーズを決意。ご結婚されました。

「いっしょにむっちゃ指した」将棋婚です。

おふたりとも将棋指しとして、戦いながら子育てをするという、大変な経験をされていらっしゃいます。
そんな中、対局日をお互い確認し手合の無いほうが家事を重点的にされてご協力されつつ戦っていらっしゃいます。

上田初美女流四段は2023年現在、女流順位戦でもA級に所属。その戦いぶりに注目されていらしゃる女流棋士の先生も多いのではないでしょうか。