ABEMA師弟トーナメント2022。独断。感動の名場面「6選」。

ABEMA師弟トーナメント2022
将子ちゃん

ABEMA師弟トーナメント2022
本当に面白かった!棋士のみなさんが、あんなに感情を表に出すのも驚いたし、あんなに将棋をみていて感動したこと無いってくらいだったよ!

将棋ポータル編集部

私も毎週感動していました!
名場面もたくさんうまれましたよね。感動の記録を残すために、独断で6つの名場面について魂をこめてまとめました。

将子ちゃん

楽しそう!
私の思っている名場面と同じかな?

将棋ポータル編集部

一緒にみて、ABEMA師弟トーナメント2022の感動場面を振り返っていきましょう!!

この記事を読むと

それでは始めていきましょう!

著:野澤 亘伸
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目次

名場面:第6位〜4位

第6位:中田功八段。魂の一局。【予選Bリーグ】

予選Bリーグ。二位決定戦一回戦。1勝2敗で迎えた四局目。ここで負けるとチームの敗退。ここで勝てば、最終局という一番。

形勢は、対局相手の杉本昌隆八段の勝勢。しかも、杉本昌隆八段の王は穴熊。持ち時間も残り2秒。徹底的に追い込まれてしまいました。

しかし、そこから中田功八段が気迫と執念の端攻めを魅せます。桂と香の手筋から、歩の連打。超早指しであるフィッシャールールでの対局であったこともあり、杉本昌隆八段の手にも狂いが生じ、中田功八段の大逆転となりました。

最終局は、チーム杉本からは現在棋界最強。藤井聡太竜王・名人(王位・王座・棋王・王将・棋聖)が出てくる可能性が高く、「弟子が世界で一番大事」と公言する中田功八段としては、弟子の佐藤天彦九段に大一番を経験させるという意味でも絶対に負けられない一番でもありました。

将棋ポータル編集部

中田功八段はトークも抜群に面白いですが、弟子たちに対する想いが本当に熱く、ABEMA師弟トーナメントでは絶対に目の離せない先生のひとりですね!

参考記事:喜びも悔しさも「2分の1になるかと思ったら2倍になる」熱き男・中田功八段、愛弟子と狙う頂点/将棋・ABEMA師弟トーナメント
参考記事:「走り回って持っていたコーラをぶちまけた」“貴族”佐藤天彦九段のやんちゃな幼少期を師匠陣が暴露/将棋・ABEMA師弟トーナメント
参考記事:50代師匠が意地のぶつかり合い 呼吸もできない“詰むや詰まざるや”の大熱戦に解説棋士も「善悪を超えた人間同士の死闘」/将棋・ABEMA師弟トーナメント

第5位:畠山鎮八段の背負うもの。涙。【予選Aリーグ】

チーム畠山第1回ABEMA師弟トーナメントの優勝チーム。第1回ABEMA師弟トーナメントの決勝最終局。畠山鎮八段の気迫の大逆転劇と涙は、いまでもファンの心をグッとつかんでいます。

実際に畠山鎮八段も、「第1回ABEMA師弟トーナメント。感動しました!」「応援しています!」とファンの方から声をかけられることも増え、「棋士人生で優勝には縁がないと思っていたが、人生が変わった。」と語っていました。

それだけに、ABEMA師弟トーナメント2022でも、「ファンの期待に応えたい。」という想いが非常に強く、善戦むなしく予選敗退された時。インタビューでファンへの想いを聞かれたときに流した涙は、第1回ABEMA師弟トーナメントのときの涙と違った形で視聴者の心を打つものとなりました。

将子ちゃん

・・・でも、これが真剣勝負の美しさでもあるのよね。
斎藤慎太郎八段の「しばらく師匠に口を聞いてもらえないかも」というのはもちろん冗談ではあるけれど、師匠の熱い想いを知っているからこそのコメントだし・・・。

参考記事:思いが溢れる熱血漢 畠山鎮八段、前年優勝の男泣きから予選敗退の悔し泣き「こんなに悔しいとは」「申し訳ない」視聴者も「熱い師匠やで」/将棋・ABEMA師弟トーナメント

第4位:覚醒する闘争心。高野智史六段。【予選Bリーグ・本戦トーナメント】

ABEMA師弟トーナメント2022のMVPをファン投票で決めるとしたら、高野智史六段はかならず上位にランクインされるのではないでしょうか。

師匠の木村一基九段は、以前高野智史六段について、「闘争心はある。だけれどなかなか見えにくい。」ということもおっしゃられていますし、勝負への意気込みについても、高野智史六段は「勝ちます」とはっきりとした発言をするタイプではありませんでした。

しかし、ABEMA師弟トーナメント2022では、インタビューで勝利への意欲をはっきりと表し、勝利の際には「うれしい!」と感情を表に出されていました。

結果として本戦トーナメントは4戦全勝とチーム木村の優勝の原動力となる大活躍。めったに弟子をほめない(?)師匠。木村一基九段も、「辛抱強くなった。今後にも期待がふくらむ。」も大絶賛。高野智史六段のABEMA師弟トーナメント2022以降の活躍からも目が離せません!

将棋ポータル編集部

高野智史六段は、以前新人王を取られたときも、そこまで感情を表に出されてないな、という印象を個人的に思っていました。それだけに、今回のABEMA師弟トーナメント2022での勝利への意欲と喜びには少し驚いています。高野智史六段のことが今まで以上に好きになりました!

参考記事:高野智史六段、千日手指し直し局の激闘に勝利!都成竜馬七段との死闘に声も枯れがれ「勝因は…わからないです」/将棋・ABEMA師弟トーナメント
参考記事:将棋界の“タラちゃん”も無邪気に「やったー!」と大喜び 師匠の好手に喜ぶ弟子の姿がほっこり「やったですー」「かわいいw」/将棋・ABEMA師弟トーナメント

名場面:第3位〜1位

第3位:覚悟を決める。深浦康市九段の最終局采配。【予選Bリーグ】

予選Bリーグ。一回戦第一試合。三局目。佐々木大地七段の攻めが刺さっており、優勢から勝勢の局面。

しかし、佐々木大地七段の着手が突然乱れ、龍のタダ取られ。大逆転負けとなってしまいました。

そんな経緯もあり、最終局。五局目にチーム深浦からは誰が出るのか視聴者も解説陣も注目していましたが、師匠。深浦康市九段が出したオーダーは弟子。佐々木大地七段。師匠の期待に応えて、佐々木大地七段は無事勝利し、予選突破に大きく前進しました。

将子ちゃん

このあと、深浦康市九段は、「中田功八段から、あの場面で弟子を出したこと。ほめられたんだよね。」と誇らしげに話されていることがあったのよね。
師匠同士の想い。九州同士の縁。将棋は基本的にはひとりで戦うものだけれど、人とのつながりも大きいなって改めて思ったよ。

参考記事:チーム深浦、激戦制し予選突破に向けて好発進 深浦康市九段「それでこそ佐々木大地だ!」愛弟子の復活勝利に満面の笑み/将棋・ABEMA師弟トーナメント
参考記事:最終局は弟子に登板指令もチームカラーに差?深浦康市九段「このままで終われないよね!」中田功八段「オレのカードは捨てたよ」/将棋・ABEMA師弟トーナメント
参考記事:「コラー!何やってんの」深浦康市九段、腕組み&仁王立ちで愛弟子のポカを叱咤激励 ファンは「説教部屋w」「怒ってもらった方が気が楽よね」/将棋・ABEMA師弟トーナメント

第2位:師匠の激。師匠の涙。豊川孝弘七段と渡辺和史七段。【予選Aリーグ・チーム動画】

渡辺和史七段は、第5回ABEMAトーナメントでも大活躍し、今後の活躍が期待される若手棋士のひとりです。

しかしながら、ABEMA師弟トーナメント2022の序盤。渡辺和史七段は精彩を欠いていました。それを見かねた師匠。豊川孝弘七段から予選Aリーグ二位決定一回戦二局目が終わった後に、「手に勢いがない!魂を込めて指してくれ!」と発破をかけられ連投出場。気迫の勝利を収めます。

さらにここから渡辺和史七段は、対局のたびに鬼手を連発。勝ちに勝ちまくり、チーム豊川の本戦トーナメント出場の大きな原動力となりました。

また、チーム動画では、渡辺和史七段のお母様からの手紙を豊川孝弘七段が代読する場面があり、普段はダジャレ王の豊川孝弘七段が涙され、視聴者も涙なしでは見られないというシーンも有りました。

ますます渡辺和史七段のファンが増えちゃいますね!

将棋ポータル編集部

渡辺和史七段は、奨励会を突破するのに大変苦労されました。突破するまでに豊川孝弘七段や、お母様がされた願掛けなどに想いをはせながらチーム動画を見ると・・・。さらに涙が止まりません。

参考記事:豊川孝弘七段「魂込めて勢いのある手を指せ」愛弟子に“喝”!に視聴者「お父さんみたい」「ちょっと感動しちゃった」/将棋・ABEMA師弟トーナメント
参考記事:緊迫の最終決戦に渡辺和史五段「僕が行きます!」師匠も「たくましくなったねー」とニッコニコ ファンも「頼もしいぞ」/将棋・ABEMA師弟トーナメント
参考記事:渡辺和史五段、覚醒の3連勝 2期連続名人挑戦者を圧倒「実力以上のものが出た」/将棋・ABEMA師弟トーナメント
参考記事:ハンカチ必須!渡辺和史五段の“母からの手紙”に将棋界のギャグ王・豊川孝弘七段も思わずホロリ涙/将棋・ABEMA師弟トーナメント

第1位:永遠の戦友。ライバル。チーム深浦vsチーム木村。再び。【予選Bリーグ・決勝】

深浦康市九段と木村一基九段は、永遠の戦友。ライバルともいえる関係です。そんな関係もあってか、第1回ABEMA師弟トーナメントで、チーム深浦チーム木村は、唯一2度対戦したチーム同士でした。

さらに、ABEMA師弟トーナメント2022でもチーム深浦チーム木村は、唯一2度対戦したチーム同士となりました。予選Bリーグで対戦された際には、対局前に深浦康市九段と木村一基九段がお互いに、「こんにちは」と挨拶する謎の儀式もあり、視聴者ふくめ、お約束感のあるカードにもなっています。

ここまでの対戦成績はチーム深浦の3勝。そして、対局カードはすべて師匠vs師匠。弟子vs弟子。そんな中四回目の対戦では初となる師匠vs弟子も実現し、「四度目の正直」。チーム木村が勝利し、ABEMA師弟トーナメント2022の優勝チームとなりました。お互いのチームに対するリスペクト。百折不撓を再び体現した木村一基九段。深浦康市九段と高野智史六段のPV(一対一練習対局)秘話など含め、第1回ABEMA師弟トーナメントから続く師弟トーナメントの歴史を満喫できる対局となりました。

将子ちゃん

お互いに準決勝で戦った、チーム豊川チーム谷川から「ここまで来たら優勝してほしい」というエールを受けて決勝に挑んでいるのよね。
・・・なんかこういうのステキだね!

参考記事:“タラちゃん”が牙をむいた!本戦負けなしの高野智史六段、豹変の反撃攻勢に解説棋士が「ギエー!」と絶叫 /将棋・ABEMA師弟トーナメント
参考記事:チーム木村が悲願の初優勝!3-0完勝で2代目“最速最強”師弟の座に 木村一基九段「弟子に救われた」高野智史六段「嬉しいです!×3」/将棋・ABEMA師弟トーナメント

まとめ

将子ちゃん

ABEMA師弟トーナメント2022。本当にいろいろ名場面があったよね。
面白かった!ありがとう!

将棋ポータル編集部

そう言っていただけるとうれしいです。次の師弟トーナメントも楽しみですね!

ABEMA師弟トーナメント2022で数々あった「名場面」。あなたの思う「名場面」をコメント欄にて、ぜひお知らせください。

最後まで読んでいただき有難うございました!


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